ボディケア

応急処置法

「??なんだか痛い?様な気がする…。でも、気のせいかなぁ。
終わればなんともないからたまたま変に動かしたのかも。」

ケアの開始が早ければ、軽症で済み治りも早くなります。
だけどテニスに夢中になって、気付けばいつも痛みがある。
2〜3日で痛みが引くから、我慢していればそのうち治るかな。
そんな風に思っている方が結構多いのではないでしょうか?

痛みを我慢しながらのプレーは楽しくありませんね。
ケアを早めに行い、痛みを軽くし早く治してしまいましょう!



違和感を感じたらすぐにケアをしましょう!


プレー中に感じるほんの少しの違和感、或いはちょっとした痛み。
プレーが終わればなんともないので忘れてしまいがちですが
あなたの身体は「SOS」を訴えているのかもしれません。

テニスエルボー・手首の痛み・腰痛・膝痛・アキレス腱炎…
様々な部位に痛みが起こる可能性がありますが
違和感があったらプレー後のケアはまず「冷やす」事です。

コールドスプレーはヒヤッとした感じがしますが瞬間的に冷たくなるだけですので
氷や冷却材で数時間しっかり患部周辺の温度を下げておく事が大切です。
冷やす事により毛細血管を縮小させて内部出血を防ぎ
腫れや痛みを軽減させて症状を軽く済ませ、または悪化を防ぐ事になります。

ある程度冷やしたら痛み止めの湿布やクリームと併用しましょう。
日常は、入浴時その他に痛くない程度にストレッチを行う事も大切です。

「温める」のはプレーを開始する前です。
身体を温めて良くストレッチを行い、衝撃がかかった時の負担を和らげます。
または、かなり症状が軽くなって痛みを感じなくなってきてからです。
痛みを感じる、或いは熱を持っている時は冷やすようにしましょう。



どうして痛くなるの?


「2〜3週間テニスをお休みすれば治りますよ。」
病院でこう言われて湿布を貰って帰ってくる方が多いと思います。
確かに今の痛みはそれで治まってくるはずです。

しかし、痛くなってしまった原因を解決しなければ何度でも再発します。
そして慢性化してしまえば痛みなしでのプレーは難しくなります。

痛みが起こる原因としていくつかの理由が考えられます。


 1− プレー前に何らかの理由ですでに筋疲労を起こしていた。
             →この場合はしっかり休めてゆっくり再開すればおそらく大丈夫でしょう。
              場合によりトレーニングも。

 2−普段より強いボールを打った。(打ち返した。)
             →意識してゆっくり打ちます。
              相手のボールが速い時は無理に降らずにタイミングだけ合わせる事。

 3− ラケットを買い換えた。
             →重すぎる、或いは難しすぎるラケットかもしれません。
               とりあえずラケットを戻してコーチに相談!

 4− ガットを張り替えた。
             →ガットの種類が合わない、或いは張り方が硬すぎる可能性大。
               もったいないけど張り替えましょう。

 5− プレーの回数や時間が増えた。
             →プレー時間を少し減らして、痛みがなくなってきたらトレーニングしましょう。

 6− インパクトのオフセンターが多かった。
             →スイングスピードを落とし、ボールを良く見て丁寧にインパクトしましょう。

 7− 打点が後ろになっていた。
             →踏み込んでからインパクトできるようにひたすら練習。
               素早いテイクバックが一番大切です。


原因に即した対処を行えば、再発を防ぐ事ができます。
思い当たる原因が見つかりましたか?

夢中になると力いっぱい振り回したくなりますが、我慢して正しいフォームを身につけましょう。
正しいフォームを身につける事ができれば楽に、早く強いボールを打つ事もできるようになります。
この後もずっとテニスを楽しんでいくために、辛抱して正しいフォームを身につけるようにしましょう。



テニスをしたいなら?



完全に痛みが消えたわけではない、プレーすればまた痛くなるかもしれない。
それでもやっぱりテニスをしたい、そんな時はどうすればいいのでしょうか?

まずはプレー前のストレッチをより念入りに行うことです。
プレー中は無理に強打せず、ゆっくり丁寧に打球する事を心がけましょう。
グラウンドストロークもサービスも、スライスは有効です。
プレー後はしっかり冷やして、なるべく痛みが出ないようにします。
少し大げさなくらいでちょうど良いです。

それと合わせてテーピングやサポーターを使用しましょう。

伸縮性のない固定テープは「非常用」と考えましょう。
伸縮性のある「キネシオテープ」という物が便利に使えます。
貼り方を詳しく写真入りで解説した本が書店で手に入ります。
多少間違って貼っても悪影響はありませんから、ぜひ試してみてください。

肌がかぶれ易い方や、治るまで長期間かかりそうな方にはサポーターをお薦めします。
購入時にはコストがかかりますが、何度も繰り返し使う事ができます。
治った後もプレー時は予防として装着すれば、より安心してプレーする事ができます。
スポーツ用でマジックテープで締め付けの強さを調節できる物が良いでしょう。
保温用サポーターでは固定力が足りません。

痛みが軽くなったらトレーニングも有効です。
筋力が上がれば同じ動きでも障害が出にくくなります。

また、ラケットやガットを替えることも効果的です。
ラケットを替えるだけでうその様に痛みを感じることなくプレーできる事もあります。
痛みがある事をコーチに伝えて、色々なラケットを試してみましょう。



痛みがある部位別のアドバイス



テニスエルボー

・肘の外側(曲げた時に外に来る部分)の骨や筋が痛みます。
 原因によりバックハンドエルボーとも呼ばれます。

・肘の内側(曲げた時に内側になる部分、特に小指に近い方)が痛みます。
 フォアハンドエルボーとも呼ばれます。

症状が進んでくると何を打っても痛い、日常生活で箸も使えなくなるほど痛くなります。

スイングスピードを落とし、ボールをしっかり見ながら必ず打点が前になるように打ちましょう。
利き手のグリップチェンジを怠ると、両手打ちでも負担が大きくテニスエルボーの原因になります。
サポーター(エルボーバンド等)が有効です。

手首の痛み

手首は身体の中でも細い部分なので、痛めると治るのに時間がかかります。
無理に手首を使った打ち方は避けるようにしましょう。
なるべく早期からサポーターやテーピングで負担を抑える事が大切です。

腰痛

日常の疲労が溜まりやすい部分でもあります。
腰痛ベルトがお薦めです。キネシオテープと併用すればなお効果があります。
力が入らない時はスライスを多用すれば楽しくプレーできるでしょう。
屈んだ後は膝を落としてから起き上がるなど、腰痛防止姿勢を覚えましょう。
疲れていると感じたら防止も兼ねて早めに腰痛ベルトを装着しましょう。
違和感を感じた時はストレッチが有効です。

膝痛

膝周りのテーピング、サポーターが有効です。
大腿四等筋(前もも)のストレッチ(片足ずつ正座の状態から上体を後ろに倒す)も大切です。
グルコサミンやコンドロイチンといったサプリメントも効果があります。

アキレス腱炎

アキレス腱に過剰な負担がかかり続けると炎症がひどくなります。
伸縮性のあるテーピングとサポーターを併用します。
シューズの中にかかと用のインソールを入れるのもアキレス腱の負担を軽減します。
プレー前後の入念なストレッチ、プレー後の冷却をしっかり行いましょう。
アキレス腱炎は治るのに1年程度かかります。


プレー後数日経っても痛みが治まらない、或いは何度も繰り返し痛くなるという方は
ぜひ整形外科の診察をお薦めします。
MRIやX線検査で意外な原因が見つかる可能性もあり、対処法も変わってくるからです。
ただ単に筋肉や腱に対する負担が大きすぎるだけならば、上記の方法で好転していくはずです。


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